第2期わかめサポーター報告(2013年)
第2期のわかめサポーターへのたくさんのお申込み、ありがとうございました。
お申込は2013年4月30日(火)に〆切ました。
●第2期わかめサポーターのご報告●
2013年1月から4月に募集をした第2期わかめサポーターは、おかげさまで、996口 9,960,000円のご協力をいただき、サポーターの皆さまには、5月10日よりわかめの配送を行いました。
※お振込をいただいたのに、わかめのお届けがなかった方は、おそれいりますが、こちらのフォームからご一報ください。
第2期サポーターの基金のうち、半額の498,000円を、復興支援金として活用させていただきました。
*内訳は以下の通りです。
共同作業船「きたはま丸」の修理費用4,515,000円
冷蔵庫の修理費用 200,315円
事務管理経費 264,685円
ご協力に心より感謝申し上げます。
募集開始の経緯
震災後、組合員は力を合わせてわかめの生産再開に向けて動き始めましたが、加工施設などの設備を整えるには長い時間と多額の費用が必要です。震災の被害が甚大だったため、漁業復興の歩みも遅々としています。その間にわかめ養殖の再開をあきらめる組合員も出ました。私たちは組合員がこれ以上減少することがないよう、そして若い人たちが震災後も養殖わかめの生産に希望を抱けるよう、できるだけ早く生産施設の再建を図る方法を検討してきました。そして、わかめの代金を先に振り込んでいただき、震災後に初めて収穫し、塩蔵したわかめをお届けする漁業復興支援のための「わかめサポーター」を募集することにしました。
わかめサポーター制度の開始にあたっては、確実にわかめが収穫できないうちに代金をいただいていいのか、またいくら被災したからといって復興支援金をいただいていいのかと、何度も話し合いを行いました。しかし、その間にも生産再開を断念する組合員が出たうえ、わかめの購入を通して漁業の再開を応援したいというこれまでのお客さまからの後押しもあり、思い切って一歩を踏み出すことにしました。
私たちはこれまで、良質な養殖わかめの生産に努力してきました。そのため、大がかりにわかめの販売に乗り出すのことは、初めての挑戦です。しかし、被災を嘆いていても、震災前の状況に戻れるわけではありません。むしろ、被災をきっかけに、自分たち自身で直接、消費者の方々に販売する六次産業化を図ることによって、地域漁業の未来を切り開いていきたいと考えるようになりました。
女性たちは支援者の方から提供いただいたパソコンと向き合い、慣れない操作を学ぶなど、わかめサポーターの募集開始に向けた準備を始めています。
そして、確実にわかめが収穫できる見通しが立ってから募集を開始することにしました。