3月, 2012年
わかめの加工
2012-03-01
私たちが食べるわかめは、春先に収穫したものです。
秋に収穫した米を乾燥させ、低温倉庫で保存して一年を通して食べ続けるように、一年のこの時期に収穫したわかめを塩蔵して保存します。
そのため、わかめの賞味期限は次の年の収穫までの一年間といえるでしょう。
北浜わかめ組合では、収穫したわかめを次のような方法で塩蔵しています。
まず海水を煮立てたお湯にさっとくぐらせ、湯通しします。
収穫したばかりのわかめは茶色をしていますが、お湯にくぐらせると、ぱっと鮮やかな緑色に変わります。
このわかめを釜から取り出し、流水で冷却してから、脱水します。
それから粒子の細かい粉砕塩をまんべんなくからめます。
これで塩蔵わかめの完成です。
塩蔵わかめの塩分は約30%。この塩がわかめの新鮮さを保ち、いつまでもおいしいわかめとして食べ続けることができるのです。
わかめを食べて健康に
2012-03-01
わかめには、現代の食生活に不足しがちなヨウ素をはじめ、カルシウム、カリウムや亜鉛などの海洋ミネラルや食物繊維がたっぷりと含まれています。それなのに低カロリーとあって、ダイエットの強力な味方です。
わかめに含まれるヨウ素は基礎代謝を活発にして肥満を予防、さらに新陳代謝を調節する甲状腺ホルモンに作用して精神を安定させ、心身を活性化する働きもあります。
骨や歯をつくるカルシウムは骨粗しょう症を防ぐ働きがあり、カリウムは体内に蓄積されたナトリウム(塩分)を排出する作用により、むくみを抑え、高血圧を予防する効果もあります。
また、食物繊維には便通を整え、脂肪などを体外に排出するデトックス効果があります。
末崎わかめを冷蔵庫に常備して和洋中、エスニックとさまざまな料理にわかめを活用し、健康づくりのパートナーとしてお役立てください。